風邪をひいたとき、頭が痛いとき、私たちは薬に頼ることがありますよね。
でも「病院でもらう薬」と「ドラッグストアで買える薬」には、どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、医薬品と市販薬(OTC医薬品)の違いについて、わかりやすく解説します!
医薬品とは?
医薬品は大きく分けて次の3つに分類されます。
① 処方薬(病院でもらう薬)
• 医師の診察に基づいて処方される薬です。
• 患者の症状や体質に合わせて出されます。
• 調剤薬局で薬剤師から説明を受けて受け取ります。
② 一般用医薬品(市販薬)
• ドラッグストアなどで購入できる薬です。
• 医師の処方箋がなくても買えるのが特徴です。
• 軽い症状のときに使われることが多いです。
③ 要指導医薬品
• 処方箋は不要ですが、薬剤師の説明を受けて購入する必要があります。
• 効果が強かったり、副作用のリスクが高い成分を含むことがあります。
市販薬(OTC医薬品)の特徴
市販薬は「OTC医薬品(Over The Counter)」とも呼ばれ、薬剤師または登録販売者が販売します。
さらに、リスクに応じて次のように分類されます。
• 第1類医薬品:副作用などのリスクが比較的高く、薬剤師からの説明が必要。
• 第2類医薬品:副作用のリスクは中程度。薬剤師または登録販売者が販売。
• 第3類医薬品:リスクが比較的低い。身近なドラッグストアで簡単に買える薬が多い。
医師の診断が必要なときとは?
市販薬で症状が改善しない場合や、発熱や痛みが長引くときは、自己判断せずに病院を受診しましょう。処方薬は、症状の原因に合わせて細かく調整された薬なので、重症の場合には特に効果的です。
市販薬でも基準をみたしていれば医療費控除の対象になることをご存じですか?
それは「セルフメディケーション税制」!

セルフメディケーション税制とは、対象の市販薬を購入した場合に受けられる控除制度です。
平成29年(2017年)から始まった医療費控除の仕組みです。
対象になる市販薬とは?
• 厚生労働省が定めた「スイッチOTC医薬品」が対象
• たとえば、以下のようなものが該当します
薬の種類 一例
解熱鎮痛薬 ロキソニンS、イブAなど
胃腸薬 ガスター10、第一三共胃腸薬
鼻炎・アレルギー薬 アレグラFX、クラリチンEX
湿布薬 ボルタレンEX、フェイタス
※パッケージに「セルフメディケーション税制対象」などと書かれていることが多いです。
控除を受けるための条件は?
1. 対象の市販薬を、年間で合計12,000円以上購入
2. 健康診断や予防接種など、健康管理をしていること
控除額はどれくらい戻ってくるの?
• 年間12,000円を超えた購入分が控除の対象になります
• 上限は88,000円(つまり最大100,000円までの購入分)
例:市販薬の購入が年間40,000円 → 控除対象額は「40,000円 – 12,000円 = 28,000円」
※この金額分、所得から差し引かれます(戻ってくる税金の額は所得によって異なります)
申請方法は?
• 確定申告で「セルフメディケーション税制」を選んで申告
• 必要なもの:
o 対象の市販薬を購入したレシートや領収書(「税制対象」と明記されているもの)
o 健康診断などを受けたことを証明する書類(健診結果など)
まとめ
市販薬は病院へ行かなくても購入できるのでお手軽に使用できます。
しかし、薬は便利な反面、使い方を誤ると健康に害を及ぼすこともあります。
医薬品と市販薬の違いを知って、症状や状況に合わせて適切に選びましょう!
また、市販薬をよく使う方は「セルフメディケーション制度」を活用してみましょう。
レシートを捨てずに1年分まとめて保管しておくと、確定申告のときに「思ったより戻ってくる!」というケースも!
ぜひ、制度を活用して、かしこく医療費を節約しましょう♪
参考文献
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医師が処方するくすりと市販のくすりはどのようにちがうのですか?」
国税庁「セルフメディケーション制度とは」


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