ジェネリック医薬品のメリットとデメリットを解説

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薬をもらったときに、「ジェネリックにしますか?」と聞かれたことはありませんか?
でも、「ジェネリックって何?」「本当に効くの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、先発医薬品とジェネリック医薬品(後発医薬品)の違いについて、わかりやすくご紹介します。

先発医薬品とは?

先発医薬品とは、新しく開発されて最初に発売された薬のことです。

  • 製薬会社が何年もかけて研究・開発した「オリジナルの薬」
  • 効果や副作用を確かめるために、大規模な臨床試験が行われます
  • 特許によって一定期間は他社がまねできない仕組みになっています

ジェネリック医薬品とは?安い仕組みは?

ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許が切れた後に作られる薬です。

  • 成分(有効成分)は先発品と同じ
  • 効果や安全性も原則として同じ
  • 開発コストが抑えられるため、価格が安いのが特徴
  • 国の審査をクリアして製造・販売されます

例:先発品「A錠」の特許が切れたあと、「Aと同じ成分を使ったBジェネリック錠」が発売されるイメージです。

特許の期間は基本20年です。(場合によって5年の延長が認められています)

わかりやすく言うと…

比較項目先発医薬品ジェネリック医薬品
開発した会社最初に開発した会社他の製薬会社(後から製造)
成分オリジナル同じ(有効成分)
効果・効き目実証済み同等と認められている
安全性臨床試験で確認同様にチェックされている
価格高め安め(約半額〜7割安いことも)
見た目独自の形・色・味違う場合がある(飲みやすさ重視)

ジェネリックは本当に安心?

「安いけど、ちゃんと効くの?」と思う方もいるかもしれません。
でも、日本ではジェネリック医薬品も厚生労働省の厳しい基準に基づいて審査されており、安心して使える薬です。

ただし、添加物や見た目、味が違う場合もあるため、気になる方は薬剤師に相談するとよいでしょう。

どっちを選べばいい?

  • 費用を抑えたい方:ジェネリックがおすすめ
  • これまでと同じ薬を使いたい方:先発薬を継続するのもOK

どちらも医師や薬剤師と相談して、自分に合った選択をすることが大切です。

先発医薬品を患者が希望して処方した場合、先発医薬品とジェネリック医薬品の価格差の4分の1相当の料金を上乗せした価格を支払わなくてはいけなくなりました。

例えば、先発品が1錠100円、後発品の価格が60円だった場合、差額の40円の4分の1である10円が上乗せされて請求されます。

この仕組みが開始された背景には、年々かさむ医療保険額の問題があります。

患者の負担額が増えたからと言って、薬局や製薬会社が儲かるといったことでは決してありません。

あくまで国が負担する医療保険給付が軽減される制度です。

医療保険は私たちが支払っている税金が財源になっているので、正しく理解して積極的に利用していきたいですね!

また、人によってはアレルギー等の問題で先発品しか使えないということがありますが、その場合はこの価格の上乗せの対象にはなりません。

ところで…

日本で一番高額な薬っていくらか知っていますか??

日本国内における最も高額な医療用医薬品

それは、希少疾患向けの遺伝子治療薬

これは1回の投与で約1億6700万円(約1.7億円)とされ、2020年5月に公的医療保険(NHI)で保険適用された時点で、日本で最も高額な薬価になりました!

ほかの薬と比較してみますと…

薬剤名適応投与頻度公的医療保険での負担金額備考
ゾルゲンスマ脊髄性筋萎縮症1回限り約1.7億円/人日本で最高薬価 (Reddit)
Luxturna遺伝性網膜ジストロフィー片目ずつの注射で最大2回総額で約1億円2位に位置する高額薬 (Reddit, Deloitte)
Kymriah(キムリア)白血病など単回(一部多回)約3349万円ゾルゲンスマ登場までは最高額だった(Reddit, Deloitte)

数千万円から億って…

しかし、日本の制度はすごいのです!

高額療養費制度とは?

これは、1ヶ月の医療費の自己負担額に上限を設ける制度で、年齢・所得によって上限が決まっています。

もちろん、ゾルゲンスマでも適応されます。

例)年収:500万円の場合

医療費総額1.7億円(ゾルゲンスマ)
自己負担割合3割(5100万円)
高額療養費制度適用後約9万円(+多数該当ならさらに減)

高額療養費制度における所得別の上限

所得区分(目安)自己負担上限(月額)
住民税非課税世帯35,400円(または24,600円)
年収〜370万円約57,600円
年収〜770万円約87,430円(多くの人がここ)
年収〜1,160万円約167,400円
年収1,160万円超約252,600円+α

1.7億円の薬でも、実質の自己負担は多くの人で月9万円以下になります。

まとめ

薬の効果に大きな差はないと言われていますが、細かい成分や飲みやすさの違いがあります。
ジェネリック医薬品は、お財布にやさしく、医療費の節約にもつながる選択肢です。

薬の中には高額なものもありますが、そんな時は高額療養費制度を使いましょう。

しかし、高額療養費制度が適応され、自己負担額が減ったとしても、残りは国の医療費、つまり私たちの税金で賄われていることを忘れてはいけません。

すこしでも医療費の削減をできるように、積極的にジェネリック薬品を取り入れていきたいものです。

しかし、薬の内容に疑問や不安があるときは、遠慮せずに薬剤師さんに聞いてみてくださいね!

参考文献

日本ジェネリック製薬協会「医薬品の特許について」

厚生労働省「令和6年10月からの医薬品の自己負担の新たな仕組み」

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医療っておもしろい!

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そのため、医学だけでなく社会の縮図が見える、という点も面白いところ!



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