糖尿病とは?原因・症状・治療法をわかりやすく解説
「糖尿病」と聞くと、「甘いものの食べすぎでなる病気」と思っていませんか?
実はそれ、半分正解で半分ちがいます。
糖尿病は現代社会のライフスタイルが生み出した“現代病”の代表格なんです。
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは、血液の中のブドウ糖(血糖)が多くなりすぎる病気。
ブドウ糖は本来、体を動かすエネルギー源です。
ところが――
エネルギーを取り込む“カギ”である インスリン がうまく働かないと、ブドウ糖が細胞に入れず、血液の中にあふれてしまいます。
まるで、道路に車(ブドウ糖)が大渋滞しているような状態!
これが糖尿病の正体です。
なぜ「現代病」と呼ばれるの?
昔に比べて、糖尿病が増えた理由はとてもシンプル!!
1. 食生活の変化
- 昔に比べて、白米・パン・パスタ・スイーツ・清涼飲料水など 糖質やカロリーの多い食べ物を簡単に手に入れられるようになった。
- 外食やファストフードの普及で、食べ過ぎ・栄養の偏りが増えた。
2. 運動不足
- 車やエレベーター、デスクワークの増加で、日常生活の運動量が激減。
- 「食べる量は増えているのに、消費するエネルギーは減っている」ことで肥満→糖尿病につながりやすい。
3. 高齢化
- 日本を含め世界的に寿命が延び、糖尿病が発症しやすい中高年人口が増えた。
- 年を取るとインスリンの効きが悪くなり、糖尿病になりやすい。

糖尿病は平安時代にもあった!?
平安時代の有名人といえば、藤原道長ですが…
藤原道長は糖尿病だったという史実があることを知っていますか??
藤原道長(ふじわら の みちなが)は、
966年生まれ → 1028年没 ですので、62歳 まで生きました。
平安時代の平均寿命が30歳前後とされる中で、道長はかなりの長寿でした。
ただし、晚年は糖尿病と考えられる病に苦しみ、視力障害や皮膚のただれ、体力低下が記録に残っています。
藤原道長が62歳まで生きられたのは、、、
- 身分による恵まれた生活環境
- 豊かな食生活と医療アクセス
- 肉体的負担の少ない貴族生活
が大きな要因でした。
ただし、贅沢な暮らしは晩年の糖尿病を招いたとも考えられ、長寿と生活習慣病は表裏一体だったとも言えますね~

平安時代の藤原道長が患ったとされる糖尿病(当時は「消渇(しょうかつ)」と呼ばれる症状に近い)は、現代のようなインスリン治療はもちろん存在せず、主に漢方医学や民間療法、加持祈祷による対処が行われていました。
| 項目 | 平安時代(藤原道長の時代) | 現代(2025年) |
|---|---|---|
| 病名の捉え方 | 「消渇(しょうかつ)」=口が渇く・尿が多い病気 | 糖尿病(血糖値の慢性的上昇、HbA1cで管理) |
| 主な治療法 | ・漢方薬(地黄・黄連・麦門冬など)・灸・鍼・加持祈祷(仏教僧による祈り)・食事制限(ほぼ守られず 笑)・環境療法(宇治で静養) | ・食事療法(カロリー制限、栄養指導)・運動療法・薬物療法(内服薬:メトホルミン、SGLT2阻害薬など)・インスリン注射・合併症予防(眼科・腎臓内科での管理) |
| 治療効果 | 根治は不可能。症状を和らげる程度 | 血糖コントロール可能。寿命延伸が期待できる |
| 医療の担い手 | 宮廷医、呪術僧、陰陽師 | 医師(内科、糖尿病専門医)、薬剤師、管理栄養士 |
| 寿命への影響 | 視力障害・皮膚病変・衰弱で死期を早めた | 適切に治療すれば寿命を大きく縮めずに済む |
| 治療費(現代価格換算) | ・漢方薬や鍼灸:今で言えば1回 5,000〜10,000円相当・祈祷料:数万円〜(高僧を呼べばさらに高額)→年間 50〜100万円相当?(権力者の贅沢治療込み) | ・診察・検査:月 5,000〜10,000円・薬代:月 5,000〜15,000円(内服 or インスリン)・合併症検査(眼・腎):年 2〜3万円→年間 約15〜30万円(保険3割負担後) |
平安時代は「祈祷+漢方+鍼灸」が中心だったようですね~
放っておくとどうなるの?
さて、現代の糖尿病に話を戻しましょう!
糖尿病の怖さは、「自覚症状が少ないのに、じわじわ体をむしばむ」こと。
長年放置すると、
- 視力が落ちる(網膜症)
- 腎臓が悪くなり透析が必要に
- 足がしびれて歩けなくなる
- 脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がる
こうして 「元気に生きられる時間=健康寿命」 が短くなってしまいます。
予防のカギは「ちょっとの意識」
糖尿病は、生活習慣を見直すだけで大きく防げる病気です。
- 食べすぎない(特に糖質の量に注意)
- 毎日20〜30分のウォーキング
- 睡眠をしっかりとる
- 健診で血糖値をチェック
「甘いものを我慢する」よりも、「血糖がスムーズに流れる生活」を意識すると長続きします。
実は私の父も血糖値が高めで、最初は“甘い物をやめればいい”と思っていたそうです。
でも、実際に医師から“運動が大事”と聞いてびっくりしていました!
糖尿病はまるで…
「インスリン警察がサボって、ブドウ糖カーが大渋滞している状態」🚦
放っておくと事故(合併症)が起きるけれど、
交通整理をちゃんとすれば(=生活を整えれば)渋滞はスッキリ解消できるんです。
まとめ
糖尿病は怖い病気ではなく、「生活と向き合うチャンスをくれる病気」。
食事・運動・睡眠を少し整えるだけで、健康寿命をグッと伸ばすことができます。
“血糖をコントロールすることは、人生をコントロールすること”
そんな気持ちで、今日からできることを始めてみましょう。
参考文献
厚生労働省「みんなで知ろう!からだのこと 第4回 糖尿病ってなぁに?」


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